本文へ進みます
サイト内検索

真夏の祭典・鈴鹿8耐に挑む ヤマハ発動機社員チーム「それぞれのゴール」

 “ハチタイ”の愛称で親しまれる夏の風物詩「鈴鹿8時間耐久ロードレース」は、国内最大の集客力を誇る人気二輪車レースです。最盛期には決勝日だけで鈴鹿市の人口を超える16万人もの観客が鈴鹿サーキットのスタンドを埋め尽くし、昨年も延べ11万人を超えるファンが日本各地から駆けつけました。
 ヤマハ発動機の社員で構成されるクラブチーム「磐田レーシングファミリー(IRF)」は、その第1回大会から参加する歴史のあるチームです。今年も社内の各部門や関連会社からの支援を受けて、ゼッケン14「team R1 & YAMALUBE」と、ゼッケン60「磐田レーシングファミリー」の2チームが真夏の鈴鹿にチャレンジします。
 「8耐はクラブにとって最大の目標。そのスターティンググリッドに立つまでには、社内の皆さんのさまざまな理解や支援があります。ですから私たちは常に、会社の代表として出て行くんだという気持ちで活動しています」と、顧問を務める田中陽さん(SP開発部)。IRFの活動目的は、レース活動を通じてモノ創りの楽しさや難しさを実体験し、その経験を業務に活かしていくこと。「35人のクラブ員の多くは市販車の開発に関わる人材ですから、先輩・後輩が一緒に汗を流すことで、若手開発者の成長を促しています」と田中さんは話します。
 ベース車両となる「YZF-R1M」を前に笑顔を見せているのは、♯14のライダー時永真さん(左/SP開発部)と、♯60の監督兼ライダーの西村一之さん(SP開発部)。時永さんは過去7回の8耐出場経験を持つベテランライダーで、後輩にあたる西村さんは2012年以来2回目の出場となります。両チームともタイヤ以外はほぼ市販車状態でレースに挑み、♯14はスーパーストッククラスでの優勝を、♯60は同クラス6位入賞を目指します。
 同じクラブからの出場とは言え、その性格を異にする両チーム。西村さんと澤村元章さん(統合実験部)、真鍋秀司さん(MS戦略部)の3ライダーで挑む♯60は、メカニックやクルーも若手中心のチーム。整備室にこもって慣れない溶接作業等に明け暮れる姿は、まさにIRF活動目的そのものと言えそうです。一方、♯14時永さんのチームメイトは、元全日本王者の藤原儀彦さん(MC第2営業部)と、欧州で市販車の走行実験を担当するジェフェリー・デ・フリースさん(YMENV)。3人とも「YZF-R1M」の開発に深く携わり、開発プロジェクトリーダーの藤原英樹さん(エンジン開発統括部)が監督を務めます。「R1は、サーキット最速を目指し、ノーエクスキューズを合言葉にしてきたモデル。私たちの中ではまだ開発は続いていて、目標のクラス優勝を成し遂げたらそこでやっと一区切りという考えです。当日は開発メンバーたちが大勢駆けつけて、ピット作業などを行います」と藤原さん。
 2002年にはXF(改造)クラス優勝、総合9位の実績を持つ同クラブ。ヤマハ発動機社員ライダーの活躍に、ぜひご注目ください。

※ YMENV = Yamaha Motor Europe N.V. 欧州における当社の統括拠点


<本件に関するお問い合わせ先>
 ヤマハ発動機株式会社 コーポレートコミュニケーション部
 広報グループ  TEL 03-5220-7211

関連URL:http://race.yamaha-motor.co.jp/sp/suzuka8h/

ページ
先頭へ