【ニュースレター】「ラグビースクール」感謝をつないで20年
幼稚園(年長)~中学3年生を対象とした「通常クラス」
磐田ならではの「ラグビーに親しむ環境」
「ラグビーを通じて学んだこと、そして身につけられたこと。引退して社業に専念するようになった頃に、ラグビーに打ち込んだ経験がいかに自分にとって大切だったのか、それを実感することができました。私だけでなく、何人かのOBが同じことを感じていました」
当社ラグビースクールの発起人であり、現在はスクールマスターを務める北川洋さん(当社PF車両開発統括部)は、開校のきっかけとなった動機をこう振り返ります。ちょうど20年前、北川さんら当社ラグビー部(現・ヤマハ発動機ジュビロ)のOB有志が自発的に「ヤマハラグビーセミナー」を企画し、これを前身として2002年から通年型の「ヤマハ発動機ラグビースクール」がスタートしました。
「当時は全国的にも、子どもたちがラグビーに親しめる環境が整っていませんでした。でも磐田というこの土地には、当社ラグビー部の活動を背景とした恵まれた環境がある。たとえば天然芝のグラウンドに道具やさまざまな機材、そして何よりOBを中心とする指導者たち。これらの資産を活かして地域社会に貢献し、ラグビーへの感謝の気持ちを表したいと考えました」(北川さん)
天然芝のヤマハ発動機大久保グラウンド
20年間で3,800名以上の子どもたちを指導
同ラグビースクールには、3つの目的が掲げられています。「スポーツの楽しさを理解する」「健康な身体を育成する」、そして「仲間との協調性を養い、思いやりの心を育てる」というものです。これを達成するために独自の指針(スキルマップ)を策定し、それに合わせて年齢に応じた指導が行われています。
現在ヤマハ発動機ジュビロで活躍する廣川翔也選手は、中学3年生までこのスクールで育ちました。「当時からトップリーグでの活躍を目指していた自分にとって、国内最高峰のリーグを経験したコーチの指導を受けられることが最も大きな魅力でした。ヤマハスタジアムでボールボーイをさせてもらって、夢や憧れをふくらませたことも良い思い出です」と振り返ります。
20年間の継続的な運営で、これまで指導した子どもたちは幼稚園から中学生まで合わせてのべ3,800名以上。このほかに、女子クラスやスクール生の保護者を中心とした大人クラスなど、活動の幅は年々ひろがりを見せています。
「コロナウイルスの影響で、現在はなかなかスクール活動の再開ができない状況です」と、現スクール担当の藤井達也さん(当社スポーツ推進グループ)。「一日でも早くこの事態が収束し、また子どもたちがグラウンドを駆け回る姿が見られる日を楽しみにしています」
ラグビースクール出身の廣川翔也選手
ヤマハ発動機ラグビースクール
https://rugby.yamaha-motor.co.jp/school/
本件に関するお問合わせ先
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
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