地域社会の一員として、次世代人材の育成に協力
~シヅクリプロジェクトに参画。中学生とともに考える静岡の未来~
ヤマハ発動機は、学校と社会をつなぐシヅクリプロジェクト(主催:シヅクリプロジェクト事務局/一般社団法人シヅクリ)の活動に共感・賛同し、2021年のプログラムに県内企業の一社として参加しました。
シヅクリプロジェクトは、「静岡の豊かな未来の創造」と「日本の未来を担う人材の輩出」を目的として、県内の小中高校と地域の企業、地域の市民をつなげる新たなスタイルのコミュニティです。当社は浜松市立東部中学校のパートナーとして、同校で3回にわたって出張授業を行いました。
初めての授業となった9月の訪問では、当社の歴史や事業活動などを紹介しながら、企画立案の種となる企業リソースの情報を提供。この授業で得た技術・製品情報などをもとに、生徒たちは少人数のチームに分かれて、地域社会やそこで暮らす人々、また企業がともに健やかに発展していくための企画を立案しました。
同プログラムに参加した生徒たちからは、「周りのことを考えることで視野が広がり、新しい発見をできることを知った」「いまあるものを掛け合わせると、より一層良いものができることを学んだ」「新しいものを創り出す時は、いまある現実にとらわれないことが大切だと気づいた」といった感想が寄せられた一方、出張授業を行った当社社員も「地元企業でありながら、会社についてあまり知られていないことを認識した」「生徒たちの自由な発想から、私たちが思いつかなかったアイデアも生まれてきた」「常識にとらわれない発想という点で、逆に教えられた思いがした」といった感想が聞かれました。
その言葉通り、生徒たちのアイデアや着眼点は自由そのもの。「無人で走る巨大三輪バイク」をはじめ、当社のデザイン・リソースや製品群を掛け合わせた「静岡県に人が集まるキャンプ場」、さらには「掃除を(町をきれいに)しながら静岡県観光を楽しむゴルフカー」など、どれもユニークな企画ばかり。プレゼンテーションもスライドや模型を用いるなど工夫が見られたほか、企画の実現、社会実装に向けてあらかじめ懸念点を洗い出し、その解決方法を提示するなど、完成度の高い企画がまとまりました。これらのうち、前述の企業賞に選ばれた1チームが、1月30日に開かれた「2021 静岡カップ」で発表を行い、他の企業賞チームとグランプリを競いました。
なお、この活動は、2022年も継続していく予定です。
一般社団法人シヅクリ https://sdkr.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
ヤマハ発動機ビズパートナー株式会社 総務業務部 0538-32-1115