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非常災害時の送電設備の巡視・調査業務における産業用無人ヘリコプターの採用について

ヤマハ発動機は、九州電力送配電株式会社(以下、九電送配)から受託した非常災害時の送電設備の巡視・調査業務において、当社の産業用無人ヘリコプターを採用します。
昨年11月には、熊本県阿蘇郡南阿蘇村にて、当社の産業用無人ヘリ「FAZER R G2(フェーザー・アール・ジーツー)」による遠隔地の被災状況調査の検証を九電送配とともに実施しており、この検証を経て正式に決まりました。
飛行に向けて待機中のFAZER R G2(衛星通信機能付)

九電送配では、管内の送電線設備やその周辺において、非常災害時に被災箇所などの状況確認を迅速に行い、車両通行や人の立入りの可否や、復旧資機材の運搬が可能であるかを判断する必要があります。
当社の産業用無人ヘリは、バッテリー式のドローンに比べて長時間・長距離の飛行が可能なため、この性能を活かし、遠隔操作による飛行や映像撮影など、非常災害時の状況調査を想定した検証を実施しました。

今回使用した「FAZER R G2」は、衛星通信機を搭載し、インターネット経由での遠隔操縦が可能です。
静岡県袋井市にある当社の事業所内から、約650km離れた熊本県において、遠隔によるFAZER R G2の操縦を実施しました。直接無線を使用した機体では飛行距離の制限がありますが、衛星通信を使用した機体では、長距離区間の連続飛行が可能となり、大規模災害時での有人ヘリコプターの代替としての活用が期待されています。

九電送配では、2019年から、管内の送電線建設工事など山間地での改修工事において、当社の産業用無人ヘリを活用した資機材運搬を採用しています。

当社は、今後、産業用無人ヘリを活用した同様の調査業務において、全国展開も視野に、活動地域の拡大に努めます。






本件に関するお問合わせ先
UMS事業推進部企画推進部新分野営業グループ
TEL:053-482-8331
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