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【ニュースレター】自分の身を守り、互いに助け合うことの大切さを学ぶ

「水辺の安全講習会」を笑顔で終えたスクール生たち。夏休みを前に、身を守るための知識や心構え、技術等を学んだ

座学と実技で「水辺の安全」を習得
 「ヨットの時とは違う、海のいろいろなことを教えてくれてありがとうございました。ためになったし、とても楽しかったです」
 7月上旬、YMFSジュニアヨットスクール葉山(運営母体:公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団)が開催した「水辺の安全講習会」。講師を務めたNPO法人葉山ライフセービングクラブの皆さんに向けて、小学4年生のスクール生がこうお礼を述べました。
 水辺の安全講習会は、水難事故が増える夏休みを前に実施している同スクールの恒例行事。12回目の開催となった今回は、日頃はヨットで葉山の海に親しむ9人のスクール生が受講しました。
 子どもたちは、まず胸骨圧迫やAEDの使用手順など"もしも"の時の心肺蘇生法を座学で学び、その後は会場をビーチに移しての実技講習を受講。波のある海での泳ぎや、レスキューボードによるリレーなどを通して、楽しみながら水辺の安全についてともに考え、学びました。
 葉山ライフセービングクラブの理事長・加藤智美さんは、「体調が悪いと思ったら無理して練習しないで休むことも大切。自分だけでなく、友だちやコーチの様子も気にしながら、今日は元気がないな、と思ったら声をかけてあげてください」と"互助意識"の大切さを伝えました。

心肺蘇生の実技の前に、互いの胸に手を当てて胸骨の位置を確認する

安全のために水辺を知る「ウォーターワイズ」
 ニュージーランドで生まれた「ウォーターワイズ」は、"安全のために海や水辺のことを知り、自分の命を自分で守る"ことを伝える教育として、近年、日本でも広まりつつあります。その理念に加え、"互いに助け合い、手を差し伸べることの大切さ"がライフセーバーから伝えられ、受講したスクール生たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
 「当スクールには "セーリングスポーツと自然体験を通じて、心身の健全なたくましい子どもたちの育成を目指す"という理念があります。レース等での競技力に偏ることなく、合宿のプログラムにラフティング体験などを採り入れることで、幅広く水辺に親しむ指導を行っています」と、ヤマハ発動機スポーツ振興財団の板倉弘尚さん。「夏休み前に実施するこの講習会もその一環。スクール生には自分の身を守るだけでなく、いざという時の行動指針と、互いに助け合うことの大切さを身に着けてほしい」とその意義を話してくれました
 人命救助の方法や、互いに助け合うことの大切さをしっかりと学んだ子どもたち。しかし、そこは、やはり日頃から海に親しむ子どもたちが集まるスクールです。実際に海に入っての各種実技では、座学の時とは目の色を変えて、インストラクターやコーチとともに体いっぱい海辺のひとときを楽しむ様子が印象的でした。

講習会にはコーチも参加。「時には生徒に助けられることもあるかもしれません」と、講師の加藤智美さん(写真左)

■YMFSジュニアヨットスクール葉山
https://www.ymfs.jp/junioryachtschool/

■広報担当者より
ヨットスクールの生徒たちが自分の身を守るだけでなく、人を助けることの尊さをも学んでいることを知り、頼もしさを感じるとともに見習いたいと思いました。夏を迎え、水辺の事故が気になる季節です。皆さまも安全を意識し、他者にも気を配りながら、海を大いに楽しんでいただけたらと思います。
本件に関するお問合わせ先
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ 
TEL:0538-32-1145
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